通常の住宅ローンの仕組みについて
一般的な住宅ローンというのは、個人が直接購入したいと思う住宅物件を決め、民間金融機関の窓口に申し込みをします。
この場合には次のような審査をクリアしてはじめて融資が実行されることになります。
■金融機関が保証を委託する信用保証会社に審査を依頼します。
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■担保となる物件の審査・査定が行われます。
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■さらに申込者の返済能力や信用力なども審査が行われます。
よって、この場合は相応の時間を必要としますが、利用者は自由に金融機関を選べるだけでなく、金融機関との取引状況を活用して有利な条件で借り入れることも可能になります。
提携ローンの融資とは?
提携ローンというのは、金融機関が提携先の販売物件を購入する人に貸し出す住宅ローンのことをいいます。
この提携先の販売物件というのは、不動産会社(または住宅販売会社)と金融機関、信用保証会社などの間で事前に保証契約が結ばれていている物件のことです。
わかりやすく言えば、あらかじめ金融機関と不動産業者がセットになっている融資のことです。なので、購入が決まれば面倒な手続も不要で、すぐに融資が実行されます。
どうしたら提携ローンを借りられるのですか?
一般的には、融資条件が明示されていますので、購入希望者はその条件をクリアすれば借りられます。
ちなみに、融資率が通常は物件価格の80%のところが、90%前後とか、100%可能とかいう場合もあるので、借りやすく、自己資金の少ない人でも購入できるというメリットがあります。
ただし、デメリットとして、購入する物件が限られているとか、あらかじめ金融機関が決まっているといった、自分で自由に選ぶことができないことがあります。
なお、提携ローンは、業者が売りにくい物件を売りやすくするために行っている場合も多くあるようなので、購入は慎重に行いたいものです。 |